自分に合ったシートを見つけるコツ
バイクのシートの座り心地はライダーの体の負担を左右する重要なパーツの一つと言っても過言ではありません。日常の走行はもちろん、長距離のツーリングなど長い時間乗るケースでは特にシートの良し悪しで大きな違いが出ます。ハーレーも同様にシートの選び方で快適さが変わってくるので自分に合った物を選ばなくてはいけません。
とはいえ、カスタマイズが魅力の一つのハーレーの場合、一口にシートと言ってもその種類は豊富にあります。そんな数あるシートの中でも初心者におすすめとされているのがスーパーリーチソロシートです。2010年以降のモデルを対象としているこちらのシートは、座った時のポジショニングが通常と比べて前寄りになるのが特徴になります。これにより、ハンドルやペダルとの距離が近くなって操作がしやすくなるだけでなく、地面に足がつきやすく万が一の時も安心です。
スーパーリーチはハンドルとの距離が近いことから人によっては窮屈に感じてしまうことも少なからずあります。こういった長身のライダーに最適となるシートがトールボーイソロシートです。スーパーリーチとは対照的に座った時のポジションが後方になるので手足が長い人でもスムーズな操作ができます。
実用性よりもかっこ良く乗り回したいと考えるライダーにおすすめのシートがカフェレーサースタイルのシートです。前述した2種類が快適性を重視しているのに対して、このシートはライディングスタイルに特化しています。カフェレーサーは座った時のポジショニングが前傾姿勢になってしまうため、長時間の走行に不向きであるのは否めません。その代わり、他のシートにはない抜群のライディングスタイルが手に入れられます。