ハーレーのマフラーが奏でるエンジンサウンドの魅力

ハーレー マフラー

多くのバイクファンがご存知でしょうが、ハーレーは日本でも人気のある大型バイクです。その人気の理由はさまざまありますが、やはりハーレーのマフラーが奏でる独特のエンジンサウンドに魅力を感じている人が多いのではないでしょうか。他のどのバイクメーカーのサウンドとも違う、ハーレー独特のエンジンサウンドは「3拍子」と言われています。そこで多くの人を惹きつけるハーレーのエンジンサウンドについて紹介します。

なぜハーレーだけが3拍子サウンドを奏でられるのか。その理由は諸説あって、特徴的なハーレーの空冷V型2気筒エンジンの45°という狭いバンク角にあるという説や、エンジンの点火タイミングとキャブレターの吸気タイミングが関係しているという説などが有力ですが、はっきりとした理由は解明されていません。

そんな謎多きハーレーのVツインエンジンですが、歴史を追ってみると1884年にハーレー初のVツインエンジンがデビューしてから1999年デビューのツインカム88までのキャブレター搭載モデルと、2006年にデビューしたツインカム96以降のインジェクション搭載モデルの2期に分けられます。この2期のエンジンの内、キャブレターを搭載しているモデルはハーレー独特の3拍子を奏でることができると言われています。一方のインジェクション搭載モデルはエンジンの燃焼に関してはキャブレター搭載モデルよりも優れていますが、3拍子がほとんど聞こえない仕様になっています。しかし、インジェクション搭載モデルもエンジンを制御しているコンピューターのセッティングを変更することで3拍子を奏でることができます。

また、エンジンサウンドに大きく関わるマフラーに関しては、日本に輸入されているハーレーには日本仕様のマフラーが装着されていて音量や排気の抜けが、オリジナルである北米仕様に比べ抑えられています。日本仕様のマフラーから北米仕様のマフラーへ交換することでハーレー本来のエンジンサウンドを奏でることが可能です。

紹介した内容を参考に、魅力あるハーレーのエンジンサウンドを楽しんでみてはどうでしょうか。